宇都宮美術館 開館15周年記念
「カミーユ・ピサロと印象派 永遠の近代」開催中!
『ピサロ/砂の記憶』著者の有木宏二さんが聞き手を務めるイベントも開催されます。
会期 3月24日(土)〜5月27日(日)
詳細はこちら
http://u-moa.jp/exhibition/exhibition.html
*巡回展 6月6日(水)〜8月19日(日):兵庫県立美術館
詳細はこちら(PDF)
http://www.artm.pref.hyogo.jp/pdf/pissaro.pdf
『スピノザ ある哲学者の人生』訳者からのメッセージ
スピノザの残像──タブッキの死に寄せて
イタリア人の作家アントニオ・タブッキ(Antonio Tabucchi)が死去したことを、今朝の新聞で知った。寝起きの心が、悲しみに包まれた。スピノザ主義者がまた一人いなくなったからである。
実は、スティーヴン・ナドラー教授の SPINOZA: A Life を翻訳する傍ら、ぼくがいつも手元に置いていたのは、タブッキの小説『遠い水平線』(須賀敦子訳、白水社刊)だった。
どのような小説か?──それについては是非、手に取って読んでみてほしい。ここでは、主人公が「スピーノ」という名の男性である、ということだけを明らかにしておくが、はたしてタブッキは、主人公「スピーノ」とスピノザとの関連を否定していない。しかもタブッキは、スピノザを敬愛しているという、ひそやかな心中も明らかにし、次のように語っている。「スピノザは、イベリア系のユダヤ人で、目のなかに、遠い水平線を持っていた。われわれが動くと、水平線も動く。だから、水平線とは、幾何学的な表現だ」(『遠い水平線』「余白につけた註」より)。
ぼくにとって、スピノザと言えば、主著『倫理学(エチカ)』でもユダヤ教徒共同体からの追放でもなく、まずはタブッキのこの「水平線」なのである。先の小説の原題は、 IL FILO DELL’ORIZZONTE で、直訳すると「水平線の線条」となるが、その「線条」は、単なる線ではなく、真一文字の、静謐な、一条の線なのではないかと思う。この水平線は、『倫理学(エチカ)』第四部の最大の命題──「自由の人は、死のすべてを最小に思惟する」──を、詩的に要約したものであると同時に、『知性改善論』に宣せられたスピノザ哲学の最終目標──「精神と全自然との合一の認識」──を、一語で見事に言い当てたもののように思われてならない。
瞼の内側に、君はまっすぐな水平線を持っているか?
そこに到達したいと思わないか?
ならば、そのくたびれた目にたゆたう茫洋たる水平線を、まずは刷新しようではないか。
が、そのためには、いかにすればよいのか。それをスピノザは、生涯をかけて、幾何学的に思考し、実践したのだとぼくは考えている。そしてそのような水平線を、オランダの海辺の町デン・ハーグの新教会のスピノザのレリーフの傍らで、ぼくは晴れやかに夢想していた。
このたび訳出した『スピノザ ある哲学者の人生』の表紙カバーの画像は、そのときの記憶を鮮明に呼び覚ましてくれるのである。
2012年3月27日 有木宏二
読みはじめた。とまらない。とにかくおもしろい。
「教養」を獲得するための道しるべに。
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『人環フォーラム No.30』より
編集:『人環フォーラム』編集委員会 発行:京都大学大学院人間・環境学研究科
『教養のコンツェルト──新しい人間学のために』
読者から、識者からの反響続々!
『「竜馬」という日本人』(小社刊行、好評発売中)の著者(東海大学外国語教育センター教授、比較文学・比較文明学者)による公開講座が開講されます。
来る10月9日(土)より、東海大学 高輪キャンパスにて、「『竜馬がゆく』から『坂の上の雲』へ──龍馬の志と明治の若者たち」が開講されます。(毎週土曜日、全5回)。
開講日:10/9、16、23、30、11/13
詳しい内容につきましては、東海大学エクステンションセンターのHPをご参照ください。
http://ext.tokai.ac.jp/
比較文明論的な視座から読み解く!
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『望星』東海教育研究所 2010年6月号 BOOKS より
*ほかに、以下の各研究誌にてご高評を賜りました。
ご執筆いただいた諸先生方に御礼申し上げます。
・『異文化交流』第10号(2010年2月)/東海大学外国語教育センター 異文化交流研究会/評・梶 重樹
・『文明研究』第28号(2010年3月)/東海大学文明学会/評・中川久嗣
・『比較思想研究』第36号(2010年3月)/比較思想学会/評・清水良衛
『「竜馬」という日本人』(小社刊行、好評発売中)の著者(東海大学外国語教育センター教授、比較文学・比較文明学者)による公開講座が開講されます。
来る5月8日(土)より、東海大学 高輪キャンパスにて、「「竜馬」という日本人──『竜馬がゆく』を読み解く」が開講されます。(毎週土曜日、全5回)。
皆様、ふるってご参加・ご聴講ください。
開講日:5/8、15、22、29、6/5
受講のお申し込み等、詳しい内容につきましては、東海大学エクステンションセンターのHPをご参照ください。
http://ext.tokai.ac.jp/
「文化としての農業」を想起し、「文明としての食料」
が抱える問題の根源を考える!
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『農業と経済』昭和堂 2010年1・2合併号 ブックガイド より
統一的ルールで世界秩序を
構想する拙速を戒める妙薬的な書!
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五十嵐武士・桜美林大学大学院国際学研究科教授
『週刊 エコノミスト』2009年6月30日号 書評 より
著者の試みは魅力的!
グローバル化する現代世界の諸問題も、歴史のコンテキストのなかで解きほぐすことができる!(本村凌二)
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本村凌二・東京大学大学院総合文化研究科教授・西洋史家
『読売新聞』2009年5月24日(日) 文化欄 本よみうり堂 より
世俗排し本質突く魅力
檀文学はもう一度読み直す価値がある
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『読売新聞』2009年3月4日(水) 文化欄 より
〈この記事は、読売新聞社の許諾を得て転載しております。無断で複製、送信、出版、頒布、翻訳、翻案等著作権を侵害する一切の行為を禁止します〉
(読売新聞社の著作物・著作権について)
詩的真実に命を賭す
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『東奥日報』2009年2月14日(土) 文化欄 より
〈この画像は、当該ページに限って東奥日報社が利用を許諾したものです。〉
週刊 読書人「年末回顧総特集号」
「二〇〇八年回顧」動向収穫より
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『週刊 読書人』2008年12月26日(金) 年末回顧総特集号「二〇〇八年回顧」芸術 より
毎日新聞「今週の本棚」執筆メンバーによる
「今年のお勧めベスト3」特集より
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『毎日新聞』2008年12月14日(日) 今週の本棚「2008年『この3冊』」 より
類書にない重要な視点が二つ、
目の醒めるような指摘!
日本語表記史に一石を投じる!

KINOKUNIYA書評空間BOOKLOGで、文芸評論家の加藤弘一先生により、ご高評をいただきました。
次に加藤先生のご了解をいただきましたので、詳しく全文を転載させていただきます。
木簡も一次資料に成立過程を追究!
「日本語の文字言語の成立過程を古代史・考古学の
成果を取り入れ学際的研究により追求する」
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『朝日新聞』2008年11月2日(日) 読書欄 より
「現代の日本語にカタカナ語、英語が増えている姿は、
六、七世紀の日本語に漢語が増えていった状況と似ている」
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『月刊 書道界』2008年11月号〈藤樹社〉 通巻228号2008年11月15日発行 今月の本棚 より
東アジアから見る古代学の今と未来
ヤマト王権・飛鳥から『源氏物語』の世界まで
2008年10月4日に明治大学リバティアカデミーオープン講座
(明治大学古代学研究所 国際研究報告会)『古代国家の形成と都城・文字』が開催されました。
小社より刊行した『漢字を飼い慣らす──日本語の文字の成立史』の著者、犬飼隆先生も参加されました。参加者は以下の通りです。
吉村武彦先生(明治大学文学部教授)「古代国家の形成と都城・文字」、相原嘉之先生(明日香村教育委員会)「飛鳥の鼓動」、佐々木憲一先生(明治大学文学部准教授)「ヤマトの王宮と前方後円墳体制」、朴 天秀先生(韓国・慶北大学校副教授)「古墳時代の半島と列島」、徐 建新先生(中国・社会科学院教授)「好太王碑文の現状と倭」、林部 均先生(橿原考古学研究所)「飛鳥の王宮」、高島英之先生(群馬県埋蔵文化財調査事業団)「7世紀の木簡・金石文と文字」、犬飼 隆先生(愛知県立大学文学部教授)「日本語の表記」。

吉村武彦先生(明治大学文学部教授)

犬飼 隆先生(愛知県立大学文学部教授)

参加者による討論会(パネルディスカッション)
レンブラント神話最終解答
ダイナミックな文化史!〜興味深いトピックス満載!
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『芸術新潮』9月号 通巻705号2008年9月1日発行 159頁 より
安西徹雄先生の追悼ミサと偲ぶ会が、
厳かな儀式と温和なかたらいのなかで。
ピーター・ミルワード先生の自叙伝『愛と無』(2007年、小社刊)の翻訳者・安西徹雄先生(上智大学名誉教授)が、去る5月29日に逝去されました。無念の極みであります。しかし、記憶が、先生を未来へ繋げてくれることでしょう。
生前に戴いたご書信には、光文社古典翻訳文庫シェイクスピア『リア王』『ジュリアス・シーザー』『ヴェニスの商人』を刊行されて、続いて『マクベス』『十二夜』の訳出を進めておられたようです。遺された諸事は、愛弟子である同大学英文学科の小林章夫教授が継承されるということのようです。
まことに残念ながら、安西先生は「永劫の旅人」になられました。
斯くのような次第で、秋立つ8月9日(土)の午後4時から、上智大学内のクルトゥルハイム聖堂で、ミルワード先生による荘厳なミサが行なわれ、引き続き上智大学11号館7階第1会議室で、70余名が参加して偲ぶ会が行なわれました。
ミルワード先生は、自叙伝“THREE QUARTERS OF A CENTURY‐An Attempt at an Autobiography”の翻訳をして下さった一番弟子である安西先生を偲びつつ、シェイクスピアの『リア王』の三女コーディリアの科白にふれながら、コーディリアに倣(なら)って、“Nothing,Nothing is everything”なのです。「無」、「何もありません」──コーディリアの発するこの言葉は、いかに大きな意味をはらんでいることか。「コーディリア」という名前自体、実は、「リアの心」という意味を帯びている。フランス語でいえば“Coeur de Lear”──「リアの心」の意味だからです。
このコーディリアが、父の問いに対して答えた言葉は、ただひたすらな愛、純粋にして無垢、無償の愛、言葉ではいい表わすことのできぬ愛を意味しているのです。“無こそすべて”と。








日本文明論のパラダイム・チェンジを促す!
〈いま・ここ〉への眼差しと、千年単位の発想!
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麗澤大学比較文明文化センター年報『比較文明研究』第十三号、2008年3月
63年目 沖縄慰霊の日──戦後は終わらない……
戦後63年、沖縄「慰霊の日」平和宣言より
戦争の記憶を正しく伝えること、二度と戦争を起こしてはならないと確認し続けること。この信条こそが沖縄の原点だ。
(2008年6月23日、沖縄県知事 仲井真 弘多)

1945年のきょう。沖縄戦の組織的戦闘が終わった。激しい戦火の中、無数のいのちが奪われた。多くの県民が大切な人を失った。その深い悲しみと痛みを受けとめ、語り継ぐため本が語る歴史の教訓に、耳を傾けてみませんか。
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『沖縄タイムス』2008年6月23日(月)より
『琉球新報』2008年6月8日(日)朝刊 読書欄より
島人の人生の苦い真実を描き出す!
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『琉球新報』2008年6月8日(日)朝刊 読書欄より
『沖縄タイムス』2008年5月31日(土)朝刊
Books「今週の平積み」より
沖縄の戦後は終わっていない!
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『沖縄タイムス』2008年5月31日(土)朝刊 Books「今週の平積み」より
『ハンセン病市民学会総会・交流集会 in 東京』
が盛況のうちに。
2008年5月10日、東京・一橋の日本教育会館で「ハンセン病市民学会総会・交流集会 in 東京」が開催され、各地から多くの市民が参加され、活発な議論が交わされました。「ハンセン病問題」を風化させてはならないのです。

書籍販売コーナーに15社が参加し、小社は伊波敏男著『ゆうなの花の季と』、『花に逢はん[改訂新版]』の販売促進をしました。

『米山俊直の仕事』(全2巻)遂に完成!
文化人類学の[先導者]、
善意あふるる野外研究者の
待望の精選集
人びとが幸せに生き、暮らせることを願って!
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本の詳細:米山俊直の仕事 ローカルとグローバル
本の詳細:米山俊直の仕事 人、ひとにあう。
日本社会の実像を探り、[都市列島]日本を捉え返す!
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京都大学大学院人間・環境学研究科研究科長 堀 智孝先生から、平成20年4月吉日付で、ご送付いただいた『人環フォーラム No.22』より
編集:『人環フォーラム』編集委員会 発行:京都大学大学院人間・環境学研究科 協力:同委員会委員長・高橋義人先生
『北海道新聞』2008年3月31日(月)より
旅したまえ! エコツアーを考える。
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「地球を読む 世界を読む」
この夏、北海道で開催される北海道洞爺湖サミット。地球環境をテーマに8カ国の首脳が議論を交わし、世界の注目が北海道に集まります。わたしたちの地球環境に今何が起きているのか、環境保護のために何ができるのか、この機会に地球・世界についてもっと知りたい。
そんなあなたの思いに応える、「地球、世界」がたっぷり詰まった16冊をご紹介いたします。
『北海道新聞』2008年3月31日(月)より
遠くへファラウェイ!
旅に出たいという衝動。
他の土(くに)の光を観ることは、ひとつの文明である。
旅したまえ!!
柳田國男は、「旅はタベである」。タベは「給え」「たまわれ」の古語であり、行く先々で「タベタベ」と物乞いをしなくては、旅が成り立ちにくかったという。また、トラベル(travel)はトラブル(trouble)を語源にしている。人はなぜ旅を「食う」のか。旅は難儀であるがゆえに、旅人をして、「普遍」と「個別」、そして「多様性」の発見に誘う。
他の土(くに)の光を観ることは、ひとつの文明である。[民族大遊動の時代]の[生態観光(エコ・ツーリズム)][遺産観光(ヘリテージ・ツーリズム)][持続可能な観光(サスティナブル・ツーリズム)]を指標に、[物見遊山]の文化と文明を考える。
気鋭の文化人類学者と社会学者、民俗学者によるツーリズム・スタディーズ、旅の宇宙誌!
本の詳細:文明としてのツーリズム
「来るべき世界の可能性」を切り拓く
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京都大学大学院人間・環境学研究科研究科長 堀 智孝先生から、平成20年2月吉日付で、ご送付いただいた『人環フォーラム No.21』より
(編集:『人環フォーラム』編集委員会 発行:京都大学大学院人間・環境学研究科 協力:同委員会委員長・高橋義人先生)
『信濃毎日新聞』2008年1月21日(月)「社説」より
[──文化人類学の米山俊直は日本文化の多様性を明らかに]
農山村観光「大学とも連携深めて」
少しのことにも先達がほしい。「徒然草」の一節である。
長野県の農山村観光は少しのことどころではない。地域おこしのてこになり得る。いい指導者を養成し、大きな柱に育てたい。
信大農学部が、地域の観光資源を発掘して売り込み、案内のできる農山村観光の専門家を養成する教育コース開設の準備をしている。
動植物や森林、食料生産などを専門とする農学部の教員のほか、地域史を研究する人文学部の教員らが教える計画だ。
この構想を踏まえて信大農学部と伊那市が先日、観光の展望や課題についてフォーラムを開いた。従来型の大規模開発による観光誘客に頼らず、地域の自然や名所を案内することの大切さを確認している。
こうした流れはこれからも強まりそうだ。既に、農山村で自然、文化、人との交流を楽しむ「グリーンツーリズム」や、環境に悪影響を与えない方法で自然や文化に触れ学ぶ「エコツーリズム」の取り組みが県内でも盛んになっている。
具体的には農家民宿、農業体験、農作物直売、山村留学、修学旅行、自然観察などだ。都会の人を癒やし、農山村に収入をもたらす。受け入れる農山村の女性や高齢者の頑張りが頼もしい。グループをつくり研究会も開いている。
都会の人を農山村に引き付けるポイントは、その地域ならではの景観や食べ物、祭り、芸能、工芸、民話、昔からの遊びなどだ。
その「足元の宝」探しに地元大学が手を貸すことで、視野が広がり、魅力も数多く発掘できるだろう。外部の目や手を借りながらも自ら地元を調べ、考え、生活文化を創造する「地元学」を根付かせたい。
専門家養成では、地域社会の現実をしっかり見つめる目を養う必要がある。人口減と高齢化が進み厳しい状況に置かれた農山村も多い。実情を踏まえた地域づくりと観光でなければ長続きしない。
県内では長野大学に環境ツーリズム学部があり、環境と観光を総合的に学ぶことができる。松本大学には観光ホスピタリティ学科があり、観光と福祉を中心に据えている。
それぞれの大学から、農山村観光を活性化する人が育ってほしい。
文化人類学の米山俊直氏は日本文化の多様性を明らかにし、山で区切られた各地域を「小盆地宇宙」と呼んだ。日本の小盆地61選に、信州から長野、上田、佐久、松本、諏訪、伊那の6つをいれている。
確かに県内各地域にはそれぞれ個性がある。その良さを掘り起こし、自信を持ちたい。観光客や移住者を引き付けることになる。
『信濃毎日新聞』2008年1月21日(月)解説・総合[社説]より
*小社刊『「日本」とはなにか──文明の時間と文化の時間』所収「小盆地宇宙論その後」(米山俊直著)、同じく小社刊『文明としてのツーリズム──歩く・見る・聞く、そして考える』(神崎宣武編著)を、参考図書として頂ければ幸いである。[人文書館編集部・注記]
『私は、こう考えるのだが。──言語社会学者の意見と実践』
鈴木孝夫 著
二〇〇七年の収穫から
言語学者の歯に衣を着せぬ直言集
小林章夫(上智大学教授・英文学専攻)
言語学者の歯に衣を着せぬ直言集。好奇心旺盛、元気溌剌、うれしくなるような発言満載で、一気に読んでしまった。それにしても、今年はなぜだか高齢の方がお元気で、やはり安倍から福田への回帰と同じなのか。
『週刊 読書人』2007年12月21日(金)「二〇〇七年の収穫から」より




















































