教養のコンツェルト
──新しい人間学のために

高橋義人/京都大学大学院『人環フォーラム』編集委員会 編

ジャンル[総合]
2011年4月20日発行
四六判上製 664頁
定価:5,800円+税

(→画像をクリックで拡大できます)

人間について、自然について、環境について「学ぶ」こと。
多様性を生きるために。自然と文化の境界を超えて!
「教養」とは何か、「教養の力」とは何なのか。
教養学の愉しき世界——リベラルアーツの時間
先導する知から総合する知へ。知の新しい世界へ。

 心を耕す力、生きることを考える力、物事のよしあしを見分ける力、苦悩する力、逞しく生きる力、助け合う力を、どのように学ぶのか。
 本書は、京都大学大学院人間・環境学研究科(略称「人環」)が「自然と人間との共生」という理念のもとに、21世紀における人間と環境との新しいかかわりを模索してゆくために発刊している『人環フォーラム』(No.1〜26)のうちの、知の先導者たち、知の探検者たちとの歓談、共同討議の記録を、元編集長の高橋義人教授を代表編者として纏めるものである。

【参加者】(登場順)
梅棹忠夫/井上民二/養老孟司/松沢哲郎/河合雅雄/北村昌美/斎藤清明/筒井清忠/東 正彦/佐原 真/田中 琢/岡田節人/芦津丈夫/岩田慶治/山田孝子/蓮實重彦/上田正昭/金 東勲/中村桂子/篠原資明/杉浦康平/頼富本宏/有馬朗人/木村 敏/大澤真幸/島薗 進/カール・ベッカー/西島安則/児嶋眞平/佐藤文隆/上山安敏/西村和雄/林 哲介/上田閑照/川島昭夫/田邊玲子/横山俊夫/日高敏隆/浅野耕太/ゲルノート・ベーメ/小川 侃/尾池和夫/嘉田由紀子/勝又直也/宇沢弘文/川那部浩哉/松田 清
【司会・聞き手】(太字は対論者としても参加)
福井勝義高橋義人間宮陽介佐伯啓思/田中耕司/加藤幹郎/山田 誠/宮崎興二/稲垣直樹/阪上雅昭

高橋義人(たかはし・よしと)

1945年、栃木県生まれ。1968年、慶應義塾大学文学部卒業。慶應義塾大学助手、京都大学教養部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在は、京都大学名誉教授。平安女学院大学特任教授。文学博士。
主な著書
『形態と象徴─ゲーテと〈緑の自然科学〉』(岩波書店、1988年)/『ドイツ人のこころ』(岩波新書、1993年)/『魔女とヨーロッパ』(岩波書店、1995年)/ゲーテ『色彩論【完訳版】』(共訳、工作舎、1999年)/『グノーシス 異端と近代』(共編著、岩波書店、2001年)/『グリム童話の世界』(岩波新書、2006年)などがある。

先頭へ